帰国後の研修員の活躍Activities of trainees after returning to Japan

ナイジェリア元研修員からの帰国後の活動報告

協同組合を通した農業生産活動

ヌサシ・ヤクブ・ミサ

対象物質スペシャリスト(作物)

農業技術サービス、タラバ農業開発プログラム、ナイジェリア

 

アフリカ諸国の小規模農家向けアグリビジネス振興に関する研修で得られた最高の知識に感謝し、その気持ちをお伝えしたいと思います。

 

私はIDACAで行われた研修で実に多くのことを学ぶことができました。それらを活かした活動の報告をさせて頂きます。

私たちはナイジェリアのタラバ州で農業を実践していますが、IDACAの研修で得た知識と情報がこの地域の小規模農家の生活改善に多いに役立っています。これは個人農業から協同組合による農業への取り組み、特に米についてです。また、米の加工や精米に関する二重底技術なども使用しています。

以下は、タラバ州ガソル地区におけるアグリビジネス促進活動に従事する3つのグループの活動報告です。

 

◎ガソル地区ムトゥール・ビュ・タウン内に組織されたグループ名

1.ベルム米生産・精米グループ

2.アルヘリ米生産農家グループ

3.米生産未亡人グループ

 

■ 成果

これまでに、以下の通り成果を収めました。

 

協同組合による農業の取り組み

GAPの実践は、私たちの農業活動に影響を与えている。

二重底技術は、採用段階から奨励している。(米加工/パーボイリング)

グループによるそれぞれの商品のブランド化の取り組みの足並みがそろってきた。

 

■ 課題

苗移植機、精米機、デストーナー機などの生産活動をサポートする機械の不足。

農村の生活を改善するための、GAPやアグリビジネスに関する知識や情報等の不足。(ご提供いただく事を希望する。)

 

添付の写真は、私たちの活動の一部です。

 

 

私の事務所にて研修参加者のうちの何名かと共に

米のパーボイル加工と精米の様子

村のマーケットにてパーボイル米の販売