受入研修

IDACAは、ICA(国際協同組合同盟)、JICA(国際協力機構)並びにその他国際機関と連携し、
農業協同組合振興に向けた人材育成のために研修を実施しています。

01

ICA関連研修

アジア・アフリカ地域の農業協同組合関係者を対象に「アジア・アフリカ地域キャパシティービルディング支援事業」を実施しています。アジア・アフリカ地域の開発途上国における農業生産性向上、所得向上及び貧困削減を目的としており、その達成に向けて次のような研修を実施しています。

農協運営改善のためのリーダー育成研修
女性実務参画促進支援研修
FVCコーディネーター育成支援研修
農協運営改善のためのリーダー育成研修

アジア・アフリカ地域における主要産業である農業の振興を通じて喫緊の課題となっている飢餓・貧困の削減に寄与すべく、農業生産力等の向上、農家の所得向上につながる農民組織の育成を支援することを目的とした研修。

女性実務参画促進支援研修

メコン河流域国を中心とした東南アジア諸国と南アジアに焦点をあて、農村地域で重要な役割を果たす農村女性による組織運営や事業立ち上げに積極的に参画できるようにするための女性リーダーを育成、支援することを目的とした研修。

FVCコーディネーター育成支援研修

アジアの中進国を対象に営農経済事業に重点を置きながら、品質の向上、高付加価値な市場へのアクセス、フードバリューチェーンへの参入強化を通じて組織の発展と組合員の生活向上に資することを目的とした研修。

02

JICA関連研修

世界各国の開発途上国の行政官・農業協同組合関係者を対象に、農協の組織と事業運営について日本の事例を学びながら、自国の農業政策立案や農民組織活性化、農民の所得向上などを目指した研修を実施しています。

アフリカ地域アグリビジネスの振興と農村開発コース
農業政策企画コース<現地研修 JA十和田おいらせ>
農民組織の設立・強化コース

農業協同組合設立初期段階の国々を対象に、農村やコミュニティレベルの農民を組織化して農業協同組合の設立促進・組織力強化に寄与することを目的とする。また、農業協同組合のメリットを理解し、農家所得の向上および農民生活の向上に寄与する農民の組織化、農協の組織運営体制や財務の基本、営農、販売、マーケティング等の組織的活動について学ぶ。

アフリカ・アグリビジネスコース

アフリカ地域でアグリビジネスを振興するための人材育成を通じて、小規模農家の所得向上に寄与することを目的としている。日本の事例紹介とその分析を通じて、アグリビジネスの推進に従事する生産者、農民組織そして農業普及員などの行政担当者の能力強化を目指す。

農業政策企画コース

農業政策立案に携わる行政官を対象とし、日本の農業政策の歴史や現状、また農業を支える農協などの組織や様々な行政支援システムや法制度・システムを理解するとともに、参加各国の取組の比較・討議を通して、相互の学びあいを深めながら自国の農業における課題の解決に向けた政策立案に資する知見を得ることを目的としている。

03

その他研修

上記以外にも、ASEAN国内関係機関やアジア諸国を中心として短期研修や個別研修など各国からの農協組織や行政機関からの要請に基づく研修を実施しております。

その他研修
その他研修
ASEAN研修

日本のフードバリューチェーンの構築と実践においてJAが果たす役割を学び、ASEAN加盟国における農業協同組合育成を通した実践可能なフードバリューチェーン構築と有利販売のための方法を探ることを目的としている。この研修は日本の農林水産省がASEAN事務局に対し拠出した資金で開催され、JA 全中がASEAN事務局より受託を受け、IDACAが実施する。

研修の流れ

当機関が行っている研修の最大の特色は、JA全中をはじめJAグループと密接な関係にあるという当組織の特性を活かし、
講義や現地研修等研修全般にわたりJAグループならびにその関係者の全面的な支援・協力をいただきながら実施していることです。
当機関の研修カリキュラムは、講義、現地研修、討論・報告書作成を基本に構成しています。

開講式

開講式

当機関での研修は開講式から始まります。
開講の挨拶、IDACA役職員紹介、研修員紹介が行われます

矢印
講義

講義

JA活動に実際に携わっている役職員や農業・農協等の関連分野に精通している識者により行われます。
また、研修員の理解促進を図るために視聴覚教材・機材を活用し、座学だけではなく実践型の演習など多様な講義を実施しています。

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現地研修

現地研修

講義で学んだ知識をより深めるため、研修員に全国各地へ足を運んでいただき、JA活動の実際を目で観て、耳で聴き、肌で感じてもらう現地研修を取り入れています。

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報告書作成

報告書作成

研修員は、講義・現地研修で得た知識を討論により深めると共に、それを基にして行動計画をまとめ、報告書として提出することになっています。

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閉講式

閉講式

閉講の挨拶、研修員への修了証書授与があり、これをもって研修の修了となります。